プライバシー/注意事項

もくじ

相談をくれる女の子達へ相談内容の発信ついて

ディでの発信についてボンドプロジェクトの考え方

ディの方々へ

ディでの相談者の出演、メールや写真の使用について

無関心社会の罪とは

女の子達へ伝えたいこと

 スタッフ全員の顔を出している理由

女の子とのQ&Aから「 きれいごとの向こう側を ー

きれいごとの向こう側-1  Qメールの返事をくれないのは、見捨てたの?

きれいごとの向こう側-2  Q相手してくれるのは私「かわいそうだから?

相談をくれる女の子達へ…相談内容の発信について

 声を届けてくれてありがとう。

 ボンドプロジェクトは、届いた声を社会に伝えていきたいと考えています。

 生きづらさの背景にはどんなことがあるのか、どうしてSOSは声にならないのか、社会には何が出来て

いて何が出来ていないのか。社会全体で考えないと答えの出ないことがたくさんあるからです。

 寄せられた相談内容は、スタッフ内で共有します。また、個々が特定されないよう配慮した上で、事例

として講演やメディアで発信することがあります。

 公表したくない場合は相談者にその旨を伝えてくださいね。

メディアでの発信について…ボンドプロジェクトの考え方

 ボンドプロジェクトは、相談を寄せてくれる女の子達の抱えた状況を積極的に発信していきたいと考え

ています。それは女の子達のリアルな「声」の中には、大人たちがまだ気づいていない日本社会の課題が

たくさん隠されていると感じているからです。

 若者の生きづらさはかつて社会から関心を向けられることのないテーマでした「非行「不良「家庭

内暴力「少女売春「不登校「ひきこもり「自傷行為」…大人たちはその不可解な行動に憤り「子ども

の責任と思い込んでいましたしまたそのように発信するメディアも多くありました。

 現在、まだ少しずつではありますが、その状況は変わりつつあると感じています若年世代の自殺率

の高さから、背後に放置出来ない問題が隠れていることに社会が気づき始めています。

 若者の一見不可解に見える行動の背後に「生きづらさがある。私たちの活動はそもそもそん「声

にならない声」を伝えることから始まりましたひとりひとりの抱えてい「生きづらさ」の形は異なって

いて「苦しい」とはっきり言える子もいれば「平気」と生きづらさを表面上なかったかのように振る舞う

子もいます。不器用で混乱していて、言葉としてはまとまりにいひとりひとり「声をそのまま発

ることで、女の子たちがまた、声を届けてくれる。その積み重ねが今になっていますその声から社

学びとるべきことはたくさんあります。

 例えば、いじめ、 不登校、貧困、虐待、過干渉性被害、ネグレクト、DV望まない妊娠や出産。若

年女性たちがその困難を隠したまま孤すると今度はネットや街で彼女たちを利用する大人と出会って

しまったり、自分たちだけで解決しようとより問題を複雑化させてしまったりするケースがあります

春、違法薬物の使用、危険な中絶や赤ちゃん遺棄、自傷、あるいは「自死「他害という行為…。

 事件のニュースは批判的に報じられ抱えている困難は重大な社会問題として、別々に報じられていま

すが、実はひとりの人間の、一連の人生の中で起きていることも多くあります。

 社会はまだまだ、困難を抱えた子の現実には無関心で自己責任論などでむしろ生きづらさを抱えた子

をさらに生きにくい世界へと追い込んでいるのが現状です私たちは、社会がそうしたリスクについて意

識を高め、問題を起こした時にだけ目をむけるのではなくもっと早い段階で関心を持って子ども達、若

者たちを見守ることが重要だと感じています。

 事件のニュースを見て「他人事のように嘆くのではなく、今、若年世代が孤立しないよ「未然にふせ

ぐ努力をする」ため、大人達に何ができるのか女の子達の声の向こうにある、言葉になりきらない背景

に関心を向けてもらい、多くの人に一緒に考えてもらいたいと思っています。

「こんな現状があるのかと驚くステージを終え「この現実と背景に対し、社会は何ができるのかとい

う目線に、社会もメディアもどんどん変化してもらいたいと切に願っています。

 何かのきっかけで、私たちの発信する声に触れた方に願うのは、誰かを責める批判するのではなく、

まだ日本社会が解決できていないこの問題について一緒に考える一員になってもらいたい、ということ

です見過ごされてきた苦しみを未来の子ども達が繰り返さないために一緒に考えてもらえる縁を、た

くさん作りたいと思っています。

メディアの方々へ

 私たちはメディアとの関係も、人と人の信頼関係だと考えているので、明確な基準は作っていませんが、

メディアの都合で女の子を利用するよう取り上げられ方については取材はお断りしています。女の子

だけを紹介してほしいという依頼もお断りしています。

 10代20代の女の子達に身近な媒体や「自分たちも声をあげてみよう」と思えるもの、社会が若年女

性の抱える困難に目を向けるきっかけとなる取り上げ方が、基本的な基準です。

メディアでの相談者の出演メールや写真の使用について

 具体的なメールのやりとりや写真の掲載あるいはメディアでの出演を相談をくれた女の子にお願いす

る場合は別途本人に確認をし許諾を得た場合に限ります一度出演を決めた後に気持ちが揺らいだ場

合は、当事者である女の子の意向を尊重します。

 ネット配信の動画ついても必ず本人の許可を得て、また公開時に連絡のとれる対象には公開前に映像

を見てもらい気になる点など指摘をもらった上で公開しています。

 動画に協力をしてもらった女の子で、後で気持ちに変化があっや、気になる点がある場合は連絡

をくださいね。

無関心社会の罪とは

 私たちに声を寄せてくれる10代20代の女の子の中には学校や社会で孤立してきた子が多くいます。

 性被害にあったある女の子は、地方独特の風土でたちまち近所で噂され被害のことが広まり「汚い」と

クラスメイトからいじめられたといいます。親から虐待を受けていた子は小学生の頃からそれがばれな

いよう、常に演技をしたり、嘘をついたり人と近づきすぎないよう境界線を作りどこにも居場所がな

かったと言いますそして行き場のない感情が爆発したり勉強どころではない精神状態になったりして

しまうと、教師か「問題視されましたさらに苦しさからリストカットなどの自傷行為につながれば、

多くの大人は見て見ぬふりをします。

 ひとつの困難が新たな困難を呼び精神疾患や摂食障害希死念慮が強まるなど心身に症状が出たり、

自分たちに積極的に近づ「少女を利用しようとする大人たちの世界に引き込まれていったりすると

らに孤立してしまいがちです。

 それは、少女や直接少女を傷つける行為をしている人だけでなく、こうした問題に無関心な社会が生

み出しているとても悲しい現実です。

 虐待、いじめ貧困など社会問題として広く認識されている事柄であっても現実に生きづらさを抱え

た子は、抱えた困難には目を向けられないまま、同世代からも大人から「どこか浮いた子扱いされてし

まう。社会「無関心が少女たちをセーフティネットの外へ外へと追い込んでいます。

 生きづらさを抱えた若年世代が追い込まれていくことに関して実は誰もが当事者であること「無関心」

という攻撃をしてしまわないためにも大人には積極的に若年世代の抱えた現実を知り考える責任がある

と感じています。

〈 女の子達へ伝えたいこと

スタッフ全員の顔を出している理由

  … 完璧ではないひとりの人間として。

 ボンドプロジェクトは、あえてメンバー全員の顔と名前をHPに公開して相談にのっています。それは連

絡をくれた女の子達に誰と話をしているのか分かってもらうためと出来ればこちらもいつか

寄せてくれた子の顔と名前を知っ長い付き合いを続けていきたいから。ひとりひとり癖もあるし性格も

あるし、いいところも弱いところもあるそんな等身大人間として向き合うためそれぞれの名前を出

しています。

 同じ人でも、メールと電話、会った時それぞれ違う印象を持つかもしれません。関係が続くうちにま

た印象が変わるかもしれません私たちは声を寄せてくれる女の子が私たちの癖を感じとり、自分で自

分の心境によって相談相手を選ぶことを嬉しく思っています。それは自分で考えること自分で選ぶこと、

感じることが生きる力になると感じているから。

 少人数で活動を続けているので連絡をくれた時に必ず話したい相手がいるとは限らないけどそん

な時は偶然つながったスタッフとも話をして、また感じてみてください。

 完璧な行動が出来る人はいなくてみんな時に間違いもありますが、ひとりひとり自分の言葉で女の子

と向き合うことを心がけています私たちに大きな期待を抱くときもあれば大きな不満を抱く時もある

かもしれないけど少しでも連絡をしてみたいと思ってもらえるなら少しずつお互いを知りながら関係

を築いていきたいです。

 もちろん他の支援団体ともどんどんつながってほしいし相談をくれる女の子に選択する権利がある

こと、大切にしてほしいと思います。

— 女の子のQ&Aか きれいの向う側を ー

 私たちの思いだけを文字にすると時にきれいごとに聞こえてしまうこともあるかもしれません。だか

らここでは「きれいごとの向こう側と題して、時々女の子達から聞かれることや私たちの間に起きるち

ょっとムズカシイやりとりについて、日頃直接は書かない思いを伝えてみますね。

 まだまだ考えいきたいことばかりなので今後変わっていく可能性はあるけれ、今のムズカシイい

ろんなことについて考えていること。

きれとのう側-1

Q メールの返事くれないのは見捨てたの

返事が遅くなる時について

 私たちは、7名のスタッフメール相談電話相談、面談講演事務作業などをやっているので返事

が遅くなってしまう時がありますメールの設定によっては、こちから返事も返ってきちゃう時も

あるから、設定を確認してみてね。

あえて返信をしない時… 女の子から「攻撃メールと荒ぶる感情について

 相談にのっていて特にメールの場合時々やりとりをしていてもなかなか会話にならなくて「死ね「殺

したい「返事くれないなら死ぬ」など過激な言葉ばかり寄せられることがあります。私のことでしょ!

と思ったあなたひとりだけの話じゃないんですよ^^ ずっとではないけどある瞬間攻撃が私たち

にむいて、送られてくるメールが激しい嵐のようになる場合があります。

 そんな時、実は私たちは返事をしなくなることもあります。

 それは過激な感情で振り回しあうことはむしろお互いにとってマイナスだと感じているから心か

らの声を返してもより深く聞きたくて問いかけても響きあわない時すこし時間を起きたいと考えます。

生身の人間として傷つく存在であることも知ってもらいたいとも思っています。

 そんな時女の子側からしたら「女の子達と寄添うなんきれいごとばかり言って、結局見捨てる

の!? 」と、思っちゃう瞬間もあるかもしれない。でも私たちを探し出して声を届けてくれたあなたが

持つ「生きる力」を信じているからその生きる力をそいでしま「攻撃者でい続けてほしくないと思っ

ています「相談者「支援者」の片方が自分思いだけを伝え一方通行の関係ではなく一緒に時間を

積み重ねる関係になりたいと思っています。

 荒ぶる感情との向き合い方は、ひとりひとり異なります荒ぶる感情「攻撃の部分ではなくて、その

葛藤を聞かせてもらいたいまた違う言葉でまた話をしようねメールでは言葉にならない時は会え

るなら、会おうね。

きれとのう側-2

Q 相してくれるのは私「かわいそだから?

私たちはあなた「かわいそうと思っていない

「どうせ、私がかわいそうだから相手してくれて、私に興味を持っているんでしょ」と投げかけられる時

があります。私たちは、相談してくれた子「かわいそうとは思っていません起きた出来事や起きてい

る現状について、かわいそうと思ってしまうことはあっても「かわいそうな存在とは思っていません。

また「かわいそうであり続けないと、関係を結べないと思い込んでほしくないと思っています。

 むしろ、生きづらさの中にいながらもここに連絡をくれた女の子達ひとりひとりが実は持ってい「生き

る力に心ひかれています。

 また、女の子達が自分自身のこと「被害者だった「あの時の私はかわいそうだったと思うべき時と、

思い続けないほうがいい時があると思っています基準は、そう思うことが自分を前に進めてくれる、足

かせになるか。

 もし今、自分ばかりを責めていたとしたら「自分は被害者だった「自分は悪くなかったと知ること

はとても大切なこと。つらかったことを、なかったことにしなくていい「自分はかわいそうだった「自分

は被害者だったと言葉にすることで自分を大切に出来るようになることがあります。

 でもその先ずっと、私たちが、周りが、あるいは自分で自分のこと「かわいそうな存在と決めつけて

しまうと被害者意識や無力感だけがふくらんでしまうかもしれない人生に起きる何もかもが誰かのせい、

何かのせいと思い続けてしまうかもしれない。余計に生きづらくなってしまうかもしれないもし「かわ

いそうが自分の足かせになっているなら、外せたらいいなと思います。

 このへん少し難しくて社会に対して発信する時には女の子達が実は様々な社会のひずみ「被害者」

であることを知ってもらわなければいけなくてそんなふう私たちも言葉を発する時もあります

れは、社会はまだまだこの問題を知らなさすぎるから。

 本当に起きていることを知らない人が女の子達のことを「かわいそうではない「自分のせい」というの

はかえって女の子達を追い込むことになる。

 でも、今を生きる、相談を寄せてくれたひとりひりは「かわいそうのその先に、実は自分の中「生

きる力があること、それを育む力を持っていることを知っほしい。

 話を聴きたい。それ「かわいそうだからではない。と考えています。

きれとのう側-3

Q あの子は、本音ではこう思っているのに、

  ほうっておくんですか?ひどくないですか?

「他の相談者の代弁」は受けつけない… その理由

「そんな支援の形でいいんですか。あの子はこう思っているのに、ボンドは全然分かっていない」

 時折、相談者が別の相談者の代弁として、あるいは女の子のふとした愚痴を聞いた人がその代弁として、

あるいはネット経由で一般的な意見としてそうした怒りを私たちぶつけてこられケースがあります。

 支援者として私たちも実は始めの頃他の支援機関の文句を語る女の子に対して必要以上に同意・同

情して、同じようなことをしてしまっていたかもしれません。そうすることが、女の子の心を足止めさせ、

現実をかえってこじれさせ、結果、前へ進むことを阻むことがあることを経験から学んできました。

 だから今は、本当に問題があったことについては現実的な対処をしても「気持ちの代弁はしませんし、

そうした代弁はスルーしてしまいます。代弁ではなく、本人から、直接話を聴きたいと思っています。

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